コミュニケーション能力というけれど

大学院入試の口頭試験をした感想。わりと多くの人がコミュニケーション能力を身に付けたいと言うのだが、テレビの芸人の瞬発的な「うまい返し」を想像してるのではないか。

まずは自分の話の主旨をわかりやすく簡潔に伝えることが必要ではないかな。それにはきちんと喋ることの原稿を書いて推敲するのが第一歩。

その場の思いつきではなく、キチンとした準備で基礎体力をつけることが大切だと思います。

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成績優秀な学生のみなさん。ちょっと振り返ってみて。

つくば時代に同じマンションで子どもが同級生だった家のお父さん(某大学の先生です)のfacebookで京大の白井名誉教授のコメント引用。とても共感します。研究室ではこういう話に取り組みたい(取り組んで欲しい)と思っています。

成績優秀な学生達に共通するのは、与えられる事や決められた事は効率よく覚えてこなすが、自分の頭で主体的に考える能力、自ら課題を発見する能力、答のない問題を解決する能力等が欠如している事である。国も産業界も大学も、こんな人材を求めていない。
https://www.t.kyoto-u.ac.jp/publicity/no65/essay/201605shirai

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名古屋駅が迷駅な理由

リニア開通に伴う名古屋駅の改良の仕事に携わっています。家族が名古屋経由で伊勢方面に向かうというので、新幹線から近鉄への乗り換えについて説明しようとしたところ、困難にぶちあたりました。
JRの駅構内図
近鉄の駅構内図
名鉄の駅構内図

これで全体像がつかめるとしたら変人です。
自社の構内に何があるかを知りたいニーズはもちろんあるでしょうし、会社として駅構内図の表現ルールはあるでしょうが、乗換駅については共通ルールで乗り換えを含む全体像がわかるようにしないと。
全体が示せないとしても、せめて他社線との乗り換えがよくわかるように考慮した案内図であるべきです。

しかし名古屋の場合は問題はそれだけではありません。実は駅全体を統合した地図が公開されています(せっかくあるのだから各社の構内図からリンクぐらい張って欲しいところです)。
1階部分
地下1階部分
全体像は示されているものの、これでも乗り換えはわかりにくいです。ここからは空間構造の問題。接続部分の空間が小さいからうまく表せないんですね。近鉄・名鉄とJRを乗り継ぐときには、狭い空間を通って行かねばなりません。そのわかりにくさが実空間と地図の両方に影響していると思います。

乗り換えをわかりやすくするには接続空間が大きいことが鍵になると思います。東京で言うと以前の東急東横線の渋谷駅は接続空間が大きくてよかったですね。副都心線との相互直通後に乗り換えがわかりにくいと評判が悪いのも、接続空間が小さいのが一因だと思います。ヒカリエの吹き抜けは大きな接続空間ですが、現時点では核心からずれた位置にあります。

さて名古屋はどうなることか。関係者の皆さんと一生懸命考えます。

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卒業生の繋がり

今日はゼミ後に修士修了生のH君とW君が来てくれて、現役生を交えていつもの店に飲みに行きました。まだ修了して1月も経っていないけれども卒業生の存在感は大きくて、研究室の人の繋がりを感じました。先週は富山に赴任するY君が、その前の週はUさんも来てくれて、嬉しい限りです。法政景観研は今年で6年目。卒業生の繋がりが財産になりつつあります。

ところで、現役生の間では「景観研は飲み研究室」みたいな評判もあるようですが、ただ飲んでるわけじゃないのです。打ち解けた雰囲気で結構大事な話もしているつもりです。

それは大人の世界では当たり前のことで、サークルの飲み会とは似ているようで違うのです。

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新年度始動

昨年度は論文生18人いて、いろいろみんな頑張ってくれて、いいことも残念なこともあったけど、あまりに時の流れが激しくてブログまでたどり着きませんでした。

今日、新年度の研究室ガイダンスを挙行。えっ、あれからもう1年⁉︎という想いもありつつ、新しい1年が始まります。研究室6期生である4年生の不安と期待の混じった顔、M1M2のちょっと不安げな先輩面。毎年のことですが私にとっては期待と希望に満ちた瞬間です。

新歓の懇親会には卒業生も来てくれて、これは嬉しい限りです。話を聞くと仕事はそれなりに大変そうだけど、充実した様子がよくわかります。在学生にもいい刺激を与えてくれたと思います。

研究室はひとりひとり孤独に卒業するものではなく、人のつながりを展開していく基盤です。そんな連帯感を新4年生にも感じて欲しいと思います。

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日本経済新聞2016.10.17

img_56501時間近く記者さんといろいろな意見交換をして面白かったのですが、記事としては当たり障りのないこの程度の露出。まあ妥当ですね。

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ゼミ合宿(尾道・芸予諸島・呉・広島・錦帯橋)

2016年のゼミ合宿は、尾道・芸予諸島・呉・広島・錦帯橋。ちょっと欲張って強行軍でしたが天候に恵まれて瀬戸内のきれいな風景を堪能してきました。

ゼミ合宿は春から企画を立てて、ルートを決めたら手分けをして見所を調べて毎週発表します。その成果をしおりに製本してガイドブック代わりに。学生さんには「旅行じゃないよ」と言うのだけれど、そのココロは、名所に行って記念写真を撮っておいしいモノ食べて帰るというようなスタンプラリー的なものではなく、その場所の成り立ちに思いを馳せ、その風景を守ってきた営みによりそう知識と想像力をもってまわって欲しいということです。だから、できるだけ現地の方にガイドをお願いしています。また構造物や空間の設計については専門的な内容を知った上で、風景としても実感して欲しい。

今年のヒットは、因島大橋を眺める展望台が荒れ放題でまともに橋の姿を見ることができなかった一方、多々羅大橋は道の駅から快適にすばらしくよく見え、「視点場って大事だね」とみんなが実感できたこと。大三島の宿は旧宗方小学校の校舎で、海に入ったりグラウンドで豪華バーベキュー(タイ4尾!)、星もきれいだったこと。伝統的建造物群保存地区の御手洗はボランティアガイドの方にご案内いただき、舟運が盛んだった頃の港の繁栄を感じ取ることができただけでなく、昼食のあなごめしが美味だったこと。呉の本庄水源地ダム(個人的には2回目でしたが、それでもやはり)すばらしかったこと。呉の飲み屋のテラス席が心地よくてすっかり愉快な気分になったこと。鶴見橋の、一見地味だが橋の形式、周囲とのレベル差の取り合い、ファニチャーのディテールまでよくぞここまで精度高くやったな、ということを改めて確認したこと。太田川大橋のこれまでに見たこともないデザインに感動したこと。こういうのを枚挙に暇がないっていうんですね。

幹事をやってくれたM1のO君、お疲れ様でした。でももっとみんなに仕事を振ってもいいと思うよ。

余談:家族にお土産で買って帰った因島のはっさくゼリーとはっさくスライスのシロップ漬けはとてもおいしかったです。お勧め。

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